2022-11-09 鑑定理論 執筆者:小次郎

鑑定理論-演習-【小次郎】

【索引】

皆さん、おはようございます。
時間帯によっては、こんにちは、かな?
いやいや、こんばんは、かもしれない。
まあなんでもいいや。小次郎です。

今回はですね!
前回に引き続き、不動産鑑定士試験のメイン科目である、

鑑定理論の演習

について書いていこうと思います!

では、今回は前置きはなしにして、
お品書きは前回と同じく、

1.初めに
2.使用教材
3.勉強時間
4.インプット
5.アウトプット
6.補足(あれば)

で進めさせていただこうと思います。

今回も補足あります!

ではまず、

1.初めに

面白い書き出しはないか、と思って数十分考えたのですが
何も思いつきませんでした。

はい!
まず、演習はですねー、
先に述べた通り、不動産鑑定士試験のメイン科目である、
「鑑定理論」という科目の枠組みに入ってる奴なんですけど、
他の科目とは結構毛色が違うというか、
実践的な科目なんですよね。

なので、他の科目と比べて、
比較的覚える部分が少なく、
比較的早期に点数が伸びやすい

だから、費用対効果がかなり良く、得点源にすべきである。
と一般的には言われてます。

ん?なになに?
なんで”比較的”とか”一般的”ってつけたかって?

・・・。

おれは最後まで点数あんま伸びなかったんだよオラァ!!!!!!

・・・。

ごめんなさい、取り乱してしまいました…。

全国模試2回目….時点修正率….うっ頭が!!

という感じで(どういう感じ?)、
自分はあーーーんまり得意じゃなかったんですよね…。

他の科目に比べて、
普段の答練でもランキング乗らなかったですしね。

けど、点数見ると結構みんな高水準でできてるんですよ!

そこで怖いのが、

自分はできないけど、みんなはできてる

っていう謎現象。

これに陥ったらマジで勿体ないので、
ぜひ皆さんは得点源にしてくださいね。

もしかしたら、自分ではなく他の、
演習つよつよニキ・ネキの勉強法を参考にしたほうが
いいかもしれません(泣)

まあ、自分は演習弱者ですけど、
それでも合格点までは持ってけたんだぞー
ってスタンスで書いていこうと思います。

それではよろしくお願いいたします。

2.使用教材

  • TACの演習テキスト
  • TACの各種答練
  • 過去問
  • アクセスα・β
  • TAC&LECの全国模試

3.勉強時間

インプット、アウトプット含めて、約200時間

4.インプット

※ここでいうインプットは、
講義視聴、復習時の答え合わせ等を指してます。

(1).1日のノルマ

講義が入ったときはその都度消化。
やるとしても復習の答え合わせ程度なので、
そこまで時間は決めてませんでした。

(2).やって良かったこと

上で述べたとおり、演習は、
実際に電卓を叩いて解答を作成していく実践的な科目
ですので、どちらかというと
インプットよりアウトプットの方の比重が
自ずと高くなるのかなぁ、と思っています。

そのため、私としては、
特にインプット時に気を付けたことはないのですが、
強いてあげるならば、次のようなことです。

各手法のパーツを意識する

基準の各手法の試算価格にたどり着くパーツを意識して勉強していれば、
基準と演習の相乗効果で、鑑定理論の理解が深まると思います。
ひいては、鑑定理論の論文にもつながってくると思います。

ここでいう各種法のパーツなのですが、
例えば、「原価法」であれば、大きいパーツとして、
「再調達原価」「減価修正」といったものであり、
さらに、「再調達原価」は、土地、建物、付帯費用だったり、
「減価修正」も同じく、土地、建物、付帯費用、土地建物一体
だったりと、対象不動産の類型に応じて、
それぞれ項目が細分化されたりもしますので、
これら細分化されたパーツをも指してます。

このことは、実際に問題を解くアウトプットでも意識するのですが、
それは後ほど書こうと思います。

間違えた箇所をメモしておく

演習の復習は、最終的に同じ問題を
ぐるぐると何回も解いていくことになると思うのですが、
私は、間違えた箇所は、その都度メモに残してました。
そうすると、何回も間違えるウィークポイントが明確になるし、
本試験前日や直前にザーッと見返すことで、
最後の悪あがきをせめて効率良くできるのかなぁと思います。

ちなみに、メモはこんな感じで各答練の表紙にしてました。

もしかしたら、これ専用のノート作ってまとめておいてもいいかもですね!
もう一回やるならそうするかもしれません。面倒ですけど

あとはー…。
そうですね。
これは良かったことでも特にないんですが、
最初は、比準計算の分母・分子はどっちが100なんだ?
と戸惑う方多いと思うのですが、
私は、学習机の前に紙貼って、暇あれば眺めて、
星座っていうか、線で結んだ形として覚えてました。
最終的には理屈としてわかってきたので、
間違えることはなくなってました。

インプットはこれで以上ですね。

5.アウトプット

※ここでいうアウトプットは、
答練とか普段の復習等の
電卓を叩いて問題を解くことを指してます。

(1).1日のノルマ

1日2時間を限度に、2日に1回手を付けてました。

まーーー、私は自分で立てたノルマを守らない人間なので、
1週間空くこともザラでしたね!!
でもノルマ立てたことで、やってなかったら焦りますからね!
常に焦ってました!

(2).やった良かったこと

全記述式で問題を解いてみる ☜おすすめ!!

各手法のパーツを意識したら個人的には効果あったよ
ってインプットの場面で述べましたが、
この全記述式で問題を解くことで、
各手法の仕組みや試算価格を算出する流れ
がより頭に入ってくる感じがしました。
そして、結果として論文の勉強にも役立ちました。
その際、効用比・効用比率やCF表、開発法の表も
私は一通り書いてました。
CF表は数回書いたらもう満足しましたけど
これは個人的には絶大に効果ありました!(模試2回目32点)

ちなみに、実際にはこんな感じで書いてました。

文章問題は後回しにする

これは、答練や試験でどう効率的に点数を上げるか、
という話になってくると思うのですが、
演習は計算問題だけではなく、少し文章を書かせる問題もあります。
けど、演習は計算がメインなので、
あまり、文章問題にじっくり時間をかけるのは得策ではないんじゃないかなぁ、
と個人的には考えてます。
実際に私も、日々の復習では、計算問題メインに取り組み、
文章問題はテキトーにするか、書かないことも多かったです。
試算価格の調整に至っては、ほぼ書いたことありません!
(解答は一応こんなこと書くんか~と眺めてました。)
というのも、演習は問題によって、
時間的に最後まで解けないものも存在するので、
せっかく試算価格の調整を完璧に書ける状態にしても、
計算を終わらすことが出来なければ、
ほぼ役に立たないからです。
なので、押さえる順番としては、
計算論点をマスターした後でいいんじゃないかなぁ、

と個人的には思ってますし、日々の勉強でもそうしてました。

今年の本試験も試算価格の調整まで書けませんでした\(^o^)/

計算論点だけを1時間で解くように練習する ☜おすすめ!!

文章は書かず、項目建ても雑にするといっても、
仕込み段階でのメモ等を工夫しないと結構1時間はキツいので、
これは力ついたかなーと思いました。
特に、時点修正率の計算が複数出てきたときは、
本当にメモや解答手順を工夫しないとキツいので力尽きますよ!

(3).反省点

時間配分を最初に考える

配られた資料の枚数や解答用紙を最初にザっと見て、
その問題のボリュームを確認することで、解答時間を最初に見積もる
これが小次郎は全然できておりませんでした。
その結果、全国模試2回目に32点という破格の点数をたたき出しました!
焦りすぎて、想定マンションの階層数え間違えてましたからね。
小学生からやり直しですよこんなの。

高得点に固執する

これも全国模試2回目の失敗談なんですけど。
1回目がなまじ良かっただけに、点数稼ぎに固執してしまいました。
どういうことかというと、
最初に初見の計算論点が出て、そこが分からなかったんですね。
それで、当時の私は、これが解けないと点数が低くなる!
というマインドに陥り、そこでめちゃくちゃ時間食ってしまいました。
その結果、残り時間わずかで残りの計算をすることになるのですが、
もう時間が間に合わず焦りに焦って凡ミスを連発からの、
結局最初の計算は分からず仕舞いで、
壊滅的な点数を取りましたよって怪談話です。
こわいなーこわいなー

今の計算結果をそのあと使うのかどうかを意識してなかった

これを普段から意識してれば、計算の丁寧さの強弱がつけれて、
スピードは上がるし、大事なところは丁寧に計算するから
壊滅的なミスは減るしで、もっと演習の力付いてたんだろうなあ
と後悔です。

凡ミスをなくすように努めてなかった

意識はしてたんですよ!気を付けてたんですよ!
電卓の計算結果の書き写しとか、小数点の掛け算とか…。
それでも結構間違えてましたね…。
演習での失点は、これが一番多かったです。

6.補足

・本試験の仕込み段階のメモあれこれ

メモは自分で分かればいいので、略字等を決めて、
なんの情報をメモとして抜き出して、どう書いておくかを
早めに統一しておくといいと思います。

・過去問の活用(物理)

あのTACで送ってくる過去問使いにくくないですか?
自分は、そのままだと使いにくかったので、
カッターで全部切り外して、問題と答えに分けて、
ブック形式にまとめてました。
答えと次の問題が裏表になってる場合は、
そのページだけ印刷して複製してました。

・問題資料の整理

量が多い場合、全部をまとめてブック形式にしたら、
すごいあの情報どこだったかな!っていうロスが発生したので、
自分は、問題+各分析までと、事例資料以降とを
2つの束に分けて、ブック形式にしてました。
画像は今年の本試験のやつです。

以上です。
今回もグダグダと書いてしまいましたが、
最後までお付き合いいただきありがとうございました。

では、次の回は、民法で行かせてもらおうと思います。
それでは。

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