
一番論文の書き方にうるさい科目だなぁ~と思っていましたw
そして、この体裁を整えることで点数が乗ってくる科目です。
教養科目の中では一番好きでした。
【目次】
1.使用教材
2.初期
3.中期
4.直前期
5.本試験で意識していたこと
6.本試験答案
1.使用教材
・基本テキスト(初期~中期)
・新旧対照条文(初期)
・民法条文集(初期~中期)
・こう書け民法(初期~直前期)
・民法徹底整理ノート(中期~直前期)
・各答練・総ざらい・模試(初期~直前期)
(すべてLEC教材)
2.初期
基本講義は2周しました。途中で改正民法に変わったので民法改正対策講義も2周しました。
2020年合格者のヨーグルトさんに「VLCメディアプレイヤー」なる便利なものがあると教えてもらい、基本講義は常に1.5倍~2倍で聞いてました。
民法は理解がとても大切で、闇雲に論証例を暗記しても使いどころを間違えると答案がぶっ飛びます(豊岡先生風)。この点においてTACの論証例は自分には難しく、理解が困難でした。LECの民法は比較的平易な言葉なので頭に入ってきやすかったです。
改正民法で試験勉強を開始している方は大丈夫だと思うのですが、旧民法も学習している場合は旧民法→新民法の違いを意識して学習することがおすすめです。
初期はLEC教材の「新旧対照条文」で丁寧に見比べていました。最初は答練が全然書けず…「こう書け民法」を見ながら書いてました。
3.中期
「こう書け民法」のAA、A論点を5周くらいしてました。
総則の虚偽表示や代理など論点が多く、混乱しやすいところはポストイットに論点をまとめて「こう書け民法」の該当箇所に張り付けて集約していました。
論点を整理するという意味では役立ちましたが、実際に手で書き出す作業は時間がかかり、途中からは「民法徹底整理ノート」がその役割をしてくれたので移行していました。
最初のころはそもそも錯誤が良くわからない、どういう時に錯誤ってなるの?みたいな感じでした(今でもよく分かってないかもしれないw)意思と表示行為が異なるってなに?どゆこと?って混乱してました。
例えば、錯誤だったら①表示行為の錯誤、②動機の錯誤があるよね、①は内容の錯誤と表示上の錯誤に分けられて、前者は意味の誤解で後者は言い間違い、②は動機に誤信がある、みたいな理解から始めて、じゃあ条文ではどれに当てはまって、成立するための要件は?みたいな感じで理解を深めていたような気がします。
債権者代位権の辺りは条文が盛り沢山になっていてブチ切れながら勉強していた記憶がありますw
4.直前期
「こう書け民法」「民法徹底整理ノート」を対照させながら5周はしたと思います。答練や模試で「こう書け民法」にはない論点が出たら、周回のルーティンに組み込んでグルグルしてました。結局こう書けのB論点も抑えていましたが初学者の場合はそこまで手が回らないと思います。C論点には一切手をつけてません。
また、模試や答練、総ざらいで出た論点は「こう書け民法」の該当箇所に「実践答練3」などメモして、勉強の強弱をつけるようにしてました。
「民法徹底整理ノート」のおかげで条文を見ただけで論点が思い浮かぶようになり、民法の理解がかなり深まったと思います。本試験で頼れるものは結局、問題文下部に記載されている条文!!!条文しか勝たん!みたいな気持ちで最後は追い込んでました。
5.本試験で意識していたこと
・論理矛盾を起こさない
民法に限らず全ての科目に言えることですが、日本語として意味が通じる文章を書くようにしてました。
・体裁を整える
冒頭でも書きましたが、民法は体裁が超絶大事です。具体的に言うと、問題文のオウム返し、問題提起→規範定立→あてはめ、結論、の三段論法のことです。
「総ざらい」の巻末付録の「民法答案の書き方」を何度も読み返して、答練や模試の解答例を何も見なくても書けるようにしていました。
・あてはめは丁寧に、具体的に記述する
今年の本試験の2問目は初見の問題でしたが、条文をあてはめるだけで合格答案になったと思います。あてはめは簡単なように見えて、採点者にも分かりやすく記述するのはなかなか難しかったりします。だからこそ、あてはめで差が出るのではと個人的には考えていました。
6.本試験答案
80点でしたが、2問目は初見だったので70点くらいかなと予想してました。
1問目はほぼ満点に近いと思います。
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