2022-11-19 会計学 執筆者:小次郎

会計学【小次郎】

【索引】

【目次】

  1. 初めに
  2. 使用教材
  3. 勉強時間
  4. インプット
  5. アウトプット

1.初めに

日々の勉強お疲れ様です!
今回は、会計学を書いていこうと思います!

みなさん会計学ってどんな印象がありますか?
近年の過去問とか基本テキストの厚さ、講義の回数見た感じ、
「あ~~他の科目より楽な感じか~~」って印象受けませんか?
私は少なくともそう思ってました。
でも蓋を開けてみたらそんなことはありませんでした\(^o^)/

確かに、鑑定士試験の会計学は、
良くも悪くもやるべきことははっきりしてる科目です。
すなわち、暗記色強めです/(^o^)\

感覚の話しで申し訳ないのですが、
暗記:理解としたとき、個人的には、
8:2(当社比)
くらいに感じてました。

ちなみに鑑定理論は、
6:4若しくは、6.5:3.5(当社比)
くらいかな~という印象でした。

もういいよね、マジで…暗記暗記って(泣)

インプットの負担感で言えば民法と同じか、
最後の科目ということでスタミナ残量的に
ちょっとキツイかなって感じでした…(当社比)

でも、覚えさへすれば点数は取ってこれる科目なんです。
なので結構勉強の成果が早めに点数に出た科目でした。
直前に詰め込んでも間に合うとか言われても無視して、
もうこれで最後だ!と思って、コツコツと早めに取り組んでみてください(泣)

まぁただ、がむしゃらに意味の分からんものを暗記してたら髪の毛なくなると思うので、
自分が会計学の暗記にあたってやってたことをメインに書いていこうと思います。

会計学はおまけ的ポジじゃないですよ!!!(当社比)(何回言うねん)

2.使用教材

  • TAC基本テキスト
  • 各種答練
  • 総まとめ(総まとめ記載の過去問含む)
  • TAC・LEC全国模試

3.勉強時間

インプット、アウトプット含めて約520時間ほど

4.インプット

※ここでのインプットは、
基本テキストの暗記、答練で出た新しい知識の理解・暗記等
の答練解答や普段のアウトプットトレーニング以外を指しています。

というわけで、本日のメインテーマであるインプットです。
正直、あんまりアウトプットに関しては言うことがないので、
ここが実質的に最後になりますね(笑)

鑑定士の会計学ってとにかくつまらないんですよね。
なんか、ゲームの説明書ばっかり読んで、プレイはお預けみたいな。
スポーツに例えたら、ルールばっかり勉強して、実際にボールには触らないみたいな。
とにかくやっててつまらないです。
工事進行基準とかの計算問題は本当にオアシス的存在でした。

かといって、今年みたいにテキストにもちょろっとしか載ってない部分が
出てきたりするので手は抜けないんですよね…。

私は穴がある勉強するのが怖かったので、一応税効果会計だったり、退職給付だったり、
キャッシュフロー計算書だったりのテキストの最後の方や隅の方も目は通してました。

けど、正直会計学って最後に入ってくるのもあって、
他の科目を回すので精一杯じゃないですか。

元気な時は、
「テクニック?んなもん甘えや!ゴリゴリやりゃええんや!」
「キーワード?んなもん気にして覚えるのがダルいわ!丸暗記や!」
とかやってたんですけど、
会計学の勉強の時は他の科目回しでもう元気なかったんで、
ロボット並みに手のひらぐるぐるして、
人類が生み出した叡智に縋りましたし、キーワード中心に覚えました。
これは後ほどの「やって良かったこと」に記載したいと思います。

では、前置きはこの辺にして、

(1).1日のノルマ

基本テキストの暗記、理解をメインに1日2時間ほど
これは後回しにしてしまったので切羽詰まってほぼ毎日欠かさずしてました。
時には4時間くらい割いてた日もあります。

(2).やって良かったこと

エビングハウスの忘却曲線

先にも言いましたが、自分は今まで、
「こんなよくわからんのに頼るなんて小賢しい!」
「そんなこと実践する暇あるんなら1文字でも多く覚えりゃええやろがい!」
と思ってました。
ですが、考え改まりました。
どうも、考え改まり生まれ変わった新生小次郎です。

エビングハウスの忘却曲線とはなんなのか。
私が説明するより、Wikipediaさんの方がわかりやすいと思うので、
リンク貼っておきます。
エビングハウスの忘却曲線

すごいザックリ言えば、人間の記憶が薄れる頃を見計らって
適切なタイミングで復習しようぜ!ってことなんでしょうけど、
これに本当に助けられました。
エビングさんマジありがとねーーー^^♡

ちなみに、この復習タイミングを管理してくれる
reminDO」っていうアプリがあって、自分はこれを使ってました!

(iOS)

[https://apps.apple.com/jp/app/unforgettable-memory-tool/id1058865810?platform=iphone]

(android)[https://androidapp.jp.net/apk/1058865810/%E5%BF%98%E5%8D%B4%E6%9B%B2%E7%B7%9A%E3%81%A7%E6%9A%97%E8%A8%98%E3%82%A2%E3%83%97%E3%83%AA-remindo]

これは他の科目でも素直に取り入れればよかったなーと思いました。
はい!小次郎の最初で最後の科学的テクニックでした。

なお、私のreminDOは現在、
ゲームの週1リポップのエネミーをやり逃さないために
7日置きに通知が来るように設定してます。

キーワード中心に基本テキストの内容を押さえていく

会計学に取り掛かる頃には時間的にも体力的にも余裕がなくて切羽詰まってました。
なので、鑑定理論や民法のように細かく暗記するという時間がありませんでした。
そこで今までのインプット方法とは変えて、
定義は正確に覚える。
けど、会計処理方法や根拠は、キーワードを中心に
他人に説明しているような形で要点だけおさえてインプットしてました。

例えば、減損処理の資産グルーピングがなぜ必要なのか?に関しては、
「企業内で使ってる機械とかの資産は、単独で機能してんじゃなしに複数の資産が一体となって機能して、その結果独立したキャッシュフロー生み出してることがあるよね。だから、減損損失の認識・測定に際しては、合理的な範囲でグルーピングする必要があるよね。」
ってな感じです(どんな感じだ)
もう少し言うと、
合理的な範囲ってどんな単位?なんでそんな単位でやる必要あるの?って聞かれたら、
資産のグループって捉えようによっては工場で一単位とか、ラインで一単位とか大小様々あると思うんだけど、このグルーピングによって、個々の資産の損失がグループ内の他の個別資産の未実現利益と相殺される場合もあって、こんな時はグルーピングの大小によって減損損失に差が生じてしまうよね。だから、会社がテキトーに大きさ決めてしまってたら、企業間の財務諸表の比較可能性が損なわれて投資家とかが意思決定しづらくなるよね。せやから、グルーピングは他の資産又は資産グループのキャッシュフローから概ね独立したキャッシュフローを生み出す最小の単位でやるって決められてるんだよね。」

といった具合です(長いな)

※この太字にしてるところが自分が意識してたキーワードです。

なんかこれ以上知ったかぶりで書いたらボロでそうなのでこの辺で。
もしかしてボロ出てたりして。

損益計算書と貸借対照表のつながりを意識して勉強した

鑑定士の会計学は、仕分けとか、ある事象が発生したときは、
P/L、B/Sにそれぞれどんな項目が上がって~
ってあまり詳しくはやらないと思うのですが、
私はできる限り、基本テキストに載ってるこの処理はP/Lのことを言ってる、
たったり、これはB/Sの処理をいってるだったりを書いて、
それと併せて処理を理解するように努めてました。
もう本当に訳わかんなかったです。
取り合えずとっつきにくかった(泣)

情報の一元化

これはほかのページでも言及しましたが、
答練などで新しい部分が出てきたら、
それをノートに書いて、切り取って
関連するページに貼り付けてました。
こうすることで、わざわざ答練を開かなくても、
基本テキストを回してるだけで今までの答練を開かなくても
新しい部分も知識として入ってくるのでかなり効率的でしたよ!
あれ、どの答練だったけ?ともならないですしね!

(3).反省点

これは大反省点なのですが、
面倒臭いな~もう疲れたな~と思って基本テキストのインプットを
後回し後回しにしてしまったことですね。
ほんとに最後の最後にのしかかってきました。
本試験の前日もホテル付いてやってたし、
なんなら2日目も早めに起きて基本テキスト回してましたからね。
何事も余裕もって先取り先取りでやりましょ(泣)

5.アウトプット

鑑定士の会計学は、経済学とは打って変わって
インプットに傾倒した科目だと思ってます。
なので、アウトプットとしてやったことは、
答練や総まとめを繰り返し解くくらいで、
特に効率的な方法というものは私は見つけられませんでした。
基本テキストと睨めっこしてた時間の方が圧倒的に長かったです。

強いて言えば、
書くのがめんどくさいんで、
問題解くときはほぼデジタルでやったことでしょうか。

気にしたことといえばそのくらいですね(苦笑)

会計学は以上ですね!
なんかあんまり書くことがなかったですね…。
覚えていくだけだから仕方ないのかな…。
もうちょっと実践的なことをしたいなぁと思った科目でした。

それではガツガツと書いていくものはこれで終わりになります!

なんだか、最初から最後まで自分の感想日記になってる感が否めませんが、
自分の勉強方法が絶対だとは思ってなくて、他にも良い方法があるだろうし、
それに投げやりかもしれないですが人によって合う合わないがあると思うので、
こういった個人的・主観的なことを書かせていただきました。

何かひとつでもお読みいただけた人のためになっていれば筆者として冥利に尽きます。

鑑定理論は鑑定士のメイン科目なので極めてほしいですが、
教養科目はどこまでいっても教養で、こんなの全部極めようとしたら
人生3,4回しないといけないと思うのである程度割り切りも大事だと感じています。
それ故に本試験では運に左右されることも間々あると思います。
ですが、自身が今まで努力してきたにも関わらずできない部分は、
会場にいる人も同じくできてないし、
仮にできてる人がいてもその部分では差はつかないのではないかと思っています。
現に今年の経済学の2問目が全然書けなかった私も合格していますので!
なので、せめてもの配られた教材くらいは満遍なく押さえて、
あーー!ここ答練で一回やったのに覚えてない!
あーー!基本テキストの隅で見たけど頭に入れてなかった!
といった風に最後に悔いが残らないような勉強をしてほしいな
と老婆心ながら願っています。

と言いつつも、
人間はサボる生き物ですからね!
自分も大いにサボって、そのたびに大いに罪悪感を感じて気分が沈む
といったテンプレをずっと繰り返しながら本試験まで何とか食らいついてきました!

結局何が言いたいんだ?
すぐに迷子になってしまう挙句、
最後の最後で上から目線カチコミしてしまうという
何とも締まりのない結果となってしまいました…。

まぁそんな自分でも受かったんだからどうか皆さん気負わず!
目の前のタスクを淡々と片づけていってくださいね。

それでは!
どうか皆さんの日々の努力が報われることを祈っております。

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