2025-11-26 経済学 その他 執筆者:M

LECで経済学を攻略する方法 理解は暗記量を減らす=直前の勉強量を減少させると思う件

2025不動産鑑定士試験の合格者の投稿を見ると、
経済学は90点UPがほとんどです。

簡単だったんです、2025年は。

で、
私は84点・・・・

自慢もできない、

笑いも取れない、

偉そうな事は言えない点数。

んん~微妙。

でも、高卒の初学者が、
LECで森田先生の教えを忠実に守って84点。


どのような教材で、どのようなスケジュールで、
合格に至ったのか述べてみたいと思う。

1,使用教材

・LECの各種答練(総ざらい含む)

・LECの全国模試&ファイナル模試(2024と2025年)

・LECの過去問セレクト(超愛用)

・LECの試験委員対策

・TACの全国模試

・森田龍二著「計算の極意」

 専門書は一切なし。

受験前にも経済学の専門書を手にしたことナシ。

ド素人です。

なお、LECの経済学の方針は「理解重視」です。

私は「暗記で乗り切れるものではない」という考えに、完全に染まっています。

「暗記で乗り切った」と言う方もいらっしゃいますが、

勉強方法は個別性が強く、比較できるものではないので、

良否、優劣の判断は無意味です。

一意見、参考資料として留めて頂ければ幸いです。

2,過去問セレクトを愛用した理由

予備校の教材を全消化するのは当然として、

私が特に重視したのは「過去問セレクト」です。

これは、経済学は試験委員の専攻が色濃く反映される傾向にあり、

2025年の試験委員両名の専攻は「都市経済学」であるのであるから、

鑑定士試験で都市経済学が集中的に出題されたのは2014~2018年、

(H26~H30年)を集中的に攻めるべきと考えたからです。

実際に、2024年の問題1は平成26年の問題1の類似します。

その他、

・H27 異時点間最適消費

・H28 最適消費(都心と郊外との地価、地代の差)

・H29 外部不経済

・H30 費用逓減産業

とA論点目白押しのHOTな期間。

これらの問題と解答を得るには「過去問セレクト」しかないであろう、と。

※TACでどのような名称で販売されているか失念したが、同様の教材はあるはず。

また平成3年の「自由貿易と保護貿易」も熱い論点であった。

以上の理由で「過去問セレクト」は一番活用した教材だと思う。

3,「経済学は理解の学問」の利

試験当日は極度の緊張で、
覚えた事、ぶっ飛びます。

無駄に緊張する性格の私は、暗記がよくぶっ飛びます。

特に、民法で心を折られた直後、
「自分が信じられない」という負のループとのダブルパンチ。

覚えていたはずの事が曖昧になり、
覚えている事すら疑わしくなり、
簡単なはずの問題で凡ミスが発生、得点が伸びない・・・

これが私の1年目の記念受験時の状態です。

よって、2年目は基礎を徹底的に固める事から始めました。

「基礎を固める」とは「基本構造の理解」を意味します。

LEC流に完全に染まる事としました。

そして、勉強開始時は特に意識したわけではないんのですが、
勉強が進むにつれ、

計算方法、導出方法等、理解した事は忘れない!!

という利点に気付きました。

足し算、掛け算のルールを忘れる事は、無い。

では初学者の「理解」とは、どのようなものか。

4,理解の第1歩、文字の意味、公式の導出

受験2年目は、単語の意味、公式の導出から始めました。

試験で暗記が飛んだ事を踏まえ、

「暗記に頼らない理解」が必要であると考えたからです。

①文字の意味

まず横文字の単語は英語の意味から理解しました。

純然たる暗記ではあるのですが、
プライベートではPER、PBR等、
横文字は省略せず英語で意味を理解する習性があったので、
日常の方法を当てはめた結果でもあります。

その結果、言葉の本質が頭に残ったと感じています。

MCとか。

「マージナル」は「ぎりぎりの」んあおで、「限界」よりも理解が進みました。

会計学でも為替換算調整勘定のHR,AR,CRとかも、そんな感じで覚えました。


②公式の導出

基本的な事が出来ない人は落としましょう(‘Д’)
的な意図をビシバシ感じる2024年、2025年。

意外と基本すら出来ないゾ、
(基礎的な問題は別解ないから採点楽だぞ)、
という味をしめた試験委員の両名が

次年度も基礎的な事をついてくる可能性は否定できない。

じゃあ、
2025年は余剰分析だした。
2026年は利潤最大化条件P=MCを導出させてみよう!

という事も十分に考えられる状態だと感じています。

そして暗記が飛ぶ私は、

暗記がぶっ飛んでも公式を捻出できる体制を整えるべく、

公式の導出から始めました。

無限等比級数の公式とか、予備校では当たり前すぎるのですが、
いざ「導出せよ」と問われると、ギクッとします。

なお、皆様、P=MCは導出できますか?

図を2つ用いて、図、式で導出せよ(‘Д’)

と問われても、大丈夫ですか?

私は当初、まったくできませんでした。

基本的な所から積み上げなければ高得点は難しいのではないかと思っている。

利潤=総収入-総費用
(π = TR -TC)
※π=パイ。文字化けみたいですがπです。
※TR=P×X (P:価格、X:生産量)

を、Xで微分し、MCを右辺に移動したらP=MC。

売価から原価を引いたら利潤。

ごく当たり前の事から導出できるかと思うと、

経済学とは決して浮世離れしたものではないのだな(‘ω’)

と警戒感が低くなったことを記憶しています。


あがり症の私は、試験になると、記憶が飛ぶ。

時間が経てば記憶が戻って来る可能性もあるが、強制的に暗記を呼び戻す作業は、保険として担保しておくべきだと思った。

そのための理解だと思っている。

5,1回目の受験後の勉強の流れ

①2024年8月の受験後、

不合格を確信していた為、
まずLECの「過去問セレクト」を購入しました。

「過去問セレクト」には重要な過去問が網羅されています。

併せて、森田龍二著、
「ミクロ経済学 計算の極意」を総点検。

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これらを揃える事で、

・費用逓減産業、
・独占・寡占・複占、
・クールノー均衡~シュタッケンベルグ均衡
・生産者の理論

等、重点論点が気になった時に、自力で問題を引っ張ってきて、答え合わせまでできます。

しかも「計算の極意」は計算専用。

調べたいときに、即答えを得ることができる。

とても便利であった。

なお昭和44年、
第1回不動産鑑定士試験の経済学は「費用逓減産業」だったようです。


人間とは、変わらない生き物なのだな・・・と思った次第です。

これらは年内に消化しました。

②年明け以降

LECの教材、公開模試、ファイナル模試をスケジュール通りに消化するのみ。

これらは基本的には論点が被らないので、

各教材で理解が足りないと思った論点は、

派生論点も含め「過去問セレクト」「計算の極意」で自主補講を行ってました。

他の教材に手を付けることなく、

淡々と教材を消化していきました。

なお、日本は20数年ぶりのインフレ。

時事ネタ、出題されるかな(;´・ω・)

と思い、気になったネタは調べるようにはしたが、

この点は時間があれば別記しようと思います。

教材以外の事に時間を消費するのは徒労に終わる場合が多く、

お勧めはできません。

やるとしても、試験問題作成の期限が6月なので、

4,5月までで十分かなと思います。

5,直前期の勉強法

経済学は試験に向けて勉強時間が減少していった科目です。

 リュージの名言

これを貫くと、最初はきついが、7月はほとんど勉強する事がなくなります。

理解してるので、暗記のメンテナンスの必要がないことがその理由です。

経済学をちゃんと学ぼうとすると、鬼のいような勉強量が必要なのだろうが、

私は「試験で70点以上取れたらいい」というスタンス。

勉強範囲を相当に限定した結果、

すなわち教材から脱線しなかった結果の勉強量です。

理解は暗記量を減らす=直前の勉強量を減少させた

と言えます。

TACの藤原先生も全国模試の問題は初見の論点だが、基本理解があれば解答可能とおっしゃっていたので、基本理解は重要なのであろうと感じた。

なので、試験には経済学、民法の教材は持って行ってません。

理解の学問なので直前詰め込むことはない。
脳を休ませ、万全の態勢で試験に臨む事に注力しました。

試験後、8月~10月で民法、経済学を固めておくと、

試験前、6・7月は鑑定理論に注力できます。

勉強法の研究・確立、

年間を通しての戦略的な時間配分、

これらを総合して戦わなければ、試験と言うのは難しいのだなと思った次第です。

LECの指導通りに勉強を進めたら、たまたまそうなったというだけなのですが、

振り返ってみると、りゅーじの緻密な戦略に基ずく「理解重視」なのであろう。

改めてありがとうリュージ!!!