2018-12-26 民法 執筆者:ゆうき

民法について【ゆうき】

みなさんこんばんは!

ゆうきです。

今回は民法についていろいろ書いていきます。

まずこの民法という科目、

三科目ある教養科目の中でも一番答案構成と解答の仕方がわかりづらかったです。

ざっくり答案構成についてですが、

論点のない問題については

①条文を当てはめる

終わり

ですが、

論点のある問題については

①問題提起
②解釈論
③理由付け
④あてはめ・結論

の順で大体書いていきます。

ここからですよね。

民法っていうのは、

そもそも民の間で何かしらの問題が起こった時の解決手段で、

試験の答案についても、問題文で何かしらの問題があって、

そいつを『条文』に当てはめて解決に導いていく学問です。

ハイ終わり!!

ではなく、民法の条文も表現があいまいな部分があったりで、

直接適用していいのかわかんないときがあったり、

おんなじような状況の時に、

「この条文つかっちゃえ!」

って類推適用していいのかよくわかんないときが多々あります。

こんな時に、

これが論点となります。

したがって、論文式の民法では条文のみでは解決が困難となるときに、

この解釈論を用いて問題を解決に導いていきます。

あとはこの解釈論の理由も添えてあげましょう。

順番としては、

①○○が問題である。(問題提起)

②この点、○○を△△と解釈する。(解釈論)

③なぜなら、○○は□□だからである。(理由付け)

④よって、××である。(結論)

みたいな感じです。

これが解答の基本的な骨格となります。

ではおすすめする民法の勉強法ですが、

まずは事例分析をしましょう。

問題文を読んで、登場人物の関係図を作って、

何が起こっているのかをしっかりと把握することが大切です。

次に基本的な論証例の理解と暗記をしましょう。

丸暗記ではいけません、しっかり理解してください。

「基本的な」が何を指すかというと、

『定義っぽく書かれているところ』です。

例えば、

「177条の第三者は○○と解する」

とかです。

これって「177条の第三者は○○である」って言っているような感じなので、

定義なんだと思って暗記・理解しましょう。

理由付けの丸暗記は後回しにしますが、理解はしましょう。

解釈論がしっかり書けないと理由付けをいくら覚えててもあまり意味がないからです。

解釈論 > 理由付け

って感じです。

理由付けはお刺身のたんぽぽくらいの存在なので、

一言一句ヒステリックに暗記をしていかなくても大丈夫です。

しかし基本的な解釈論は完璧に理解してしっかり書けるようにしていきましょう!

まずは

①問題提起
②解釈論
④あてはめ・結論

の構成がしっかりできるように勉強してみてください。

理由付けは後からついてきます。

なお、理由付けは論証例を理解するのに欠かせないパーツなので、

よく読んできちんとなぜその論証になるのかを理解していきましょう。

お刺身にたんぽぽがあると全体が纏まって食欲がわきますよね。

でもたんぽぽがなくてもお刺身は食べられるんですよ。

理由付けまで一言一句違わず覚えようとする人がいますが、

論証例より量があるのであまりお勧めいたしません。

理由付けは理解して自分の言葉で書いてもいいかもしれませんね。(ただし理由の意味は変えない)

ぶっちゃけ基準の暗記と会計学の定義暗記もあるのでそんなに覚えられないです。笑

力を抜けるところは抜いていきましょう!

それと、当たり前のことなんですが、

知っている小さな論点を長々と書くより、

そこはスパッと1,2行で撫でるくらいで終わらせて、

メイン論点をしっかりと書きましょう。

関連することをたくさん書けば点数がどんどん積みあがるのは間違いだと僕は思っています。

コミュ障な答案は避け、問われていることだけを書くようにするといいと思います。

最後に、

僕はLEC「こう書け!民法」記載の論証例をCランク以外すべて暗記していきました。

こう書け!の論証例はかなりコンパクトにまとまっていて、

しかも事例ごとに使いやすいかなと思いました。

本番は問1・問2ともに大きなミスをしたんですが、

6割程度の点数は確保できていたので、

こうかけ!の論証例はかなりいいのかもしれませんね。

ちなみにTAC生にTACの論証例を見せてもらったんですが、

長すぎるしたまに何言ってるのかわからなかったです。

量も多いし、あれほぼ全部丸暗記して本試験に臨む人結構いるみたいですが僕には無理です。

あの量の暗記をしてくるTAC生すごいなあと思います。

しかしLECの論証例でもコケて6割程度取れるので、

LEC生の皆さんご安心ください!

論証例暗記の学習については諸説あるので語りたいのは山々ですが、今日はこの辺で

暇だったらまた見てください。

ゆうき