こんにちは!
ゆうきです。
今日の記事では鑑定理論の勉強の仕方について書いていきます。
おそらく、この不動産鑑定士試験の数ある科目の中で、一番重要な科目で、かつ勉強方法が不明確な科目が『鑑定理論』だと思います。
鑑定理論は、短答・論文を通して問われ、配点も半分ずつとなっています。
短答式の合格ラインは7割程度、論文式は6割程度であることを踏まえて、鑑定理論でたくさん点数を取ることが合格につながるということは皆さんご存じの通りですね。
しかし!
《 《 論文式試験はそんなに甘くはありません! 》 》
みんな鑑定理論が取れれば楽なのは知ってて、しかも短答から勉強しているから取っつきやすいはずなのに、勉強しているのに、なかなか点数がとれないものです。
合格者トップ層でも7~8割程度が精々かなと思ってます。
そのため、最終的に鑑定理論(論文)で7割を目指しつつ、安定して6~7割程度の点数を答練で出せるようになれば標準的な合格者のレベルですので、その辺りを意識して教養科目との勉強時間の配分を行ってみてください。
今年の本試験のレベルでも合格するためには最低376点が要求されます。
以前はどうだったか知りませんが、この点数は教養一科目を切って出すのはかなり難しいと思いますので、なるべく平均的に全体のバランスを取りながら鑑定理論の勉強をしていくことをお勧めします。
では勉強方法に触れていきます。
まずは僕が鑑定理論の勉強で重宝した教材をご紹介いたします。
①2017年合格論文マスター問題集(TAC)
②こう書け!鑑定理論
③LEC基本テキスト
④基準冊子(TAC)
①と④はTACが出している教材ですが、自力で手に入れました。
特に①はおすすめです。
5月頃に開校するTACのオプション講座ですが、それからだと遅いです。
どうにか入手して、遅くとも1月くらいから始めるべきだと思います。
(内容は2017年版も2018年版もほとんど変わりないようなのでどちらでもOK)
この論文マスター問題集ですが、全70問あり、基本論点から応用論点までの主要な論点がほぼ網羅されており、これ一冊解くだけで、かなりの力が付きます。
実際、基準の重要部分を覚えた段階で問1~50まで解いた後に、LECで初の答練を受けましたが、その時点で5割程度が安定して出せるようになっていました。
50/70問で5割まで伸ばせるなら、足りない1割は経験だと思うので、ゆっくり伸ばしていけばいいと思います。(51~70問はやや難しすぎるのでスルーしました。)
基準もどこを覚えればいいのかわからなかったので、論文マスターで使われている基準引用部分を覚えることにしていましたが、これがかなり良かったようです。
「鑑定理論 勉強方法」で検索して出てきた記事に大体この論文マスター問題集が載っている理由がわかりますね。笑
このオプション講座自体は5月から5万円くらいで受講できたと思いますが、
2019年合格を目指している方は、多少高くついたとしても2017か2018年度版を入手して、すぐに取り掛かって頂けたらなと思います。
③の基本テキストは、当然ですがわかりやすく書かれています。
TACのテキストと比べるとTACほど細かくは書かれていませんが、逆に言えば無駄なことが書かれていないため、初学者が躓きにくい内容となっており、また、合格するために必要な知識がしっかりと詰まっているため、教科書としてはこの一冊で十分でした。
②のこう書け!ですが、かなりいい教材です。
基準の総論1章から各論3章を通して、典型論点が体系的に網羅されており、論文マスター問題集に載っていなかった「穴的な問題」が多数載っていて、こう書け!記載論点を網羅することで、目立った穴のない学習になります。
④の基準冊子は、主に基準暗記をするときに使いました。
基準・留意事項しか記載されていないため、まさに暗記向けの冊子であると思います。
なお、僕の基準の暗記方法ですが、ひたすら音読していました。
しかし、ただ音読するだけではだめです。
ちゃんと覚えようと強く思って音読することが必要となります。
具体的には、最有効使用の原則を例に挙げると、
「不動産の価格は、その不動産の効用が最高度に発揮される可能性に最も富む使用を前提として把握される価格を標準として形成される。」
これをまず1回音読します。
すぐに目を閉じて音読しようとします。
「不動産の価格は、その不動産の…(なんだっけ?)」
目を開けてもう一度音読します。
(そうだ!効用がだ!)
もう一度目を閉じて音読します。
これを何回も繰り返していると、一言一句違わず文章暗記をすることができます。
できますというか、僕はできましたし、これで覚えました。
しかしながら、人の記憶は使わないと定着しないもので、一度通しで言えたからといってそれで終わりではだめです。
何事もそうですが、繰り返し繰り返し、何度も唱えるんです。
通しで言えたら、時間をおいて再度暗唱。
1日1回暗唱、2日に1回暗唱…2週間に1回暗唱、と間隔を伸ばしていきます。
覚える文章は最有効使用の原則だけでなく、民法の論証例や会計学の定義などたくさんありますので、ガンガンやっていきましょう!
高々有限回やっていきましょう!!!
え? 文章暗記はやったことないって?
大丈夫ですよ!
好きなアーテストの一番好きな曲、そらで歌えますよね。
ほら、文章暗記やったことあるじゃないですか!笑
基準も慣れてくると、一言一句単位でそらんじれないと気持ち悪くなりますよ。
さあ、好きな曲だと思って、基準をそらんじてみましょう!
キリがいいので今日はこの辺で。
私生活が落ち着きつつあるのでガンガン記事書いていきますので、
暇だったらまた見てください。
ゆうき