今回は民法の勉強について
書きたいと思います。
【前提知識】
私は2017年に宅建を取得しているので
そこで権利関係について学んだ程度です。
【使用教材】
LEC
・こう書け民法
・総ざらいテキスト
・試験委員対策講座テキスト
・過去問セレクト問題集
・各答練、模試
市販品
・事例で学ぶ民法演習
著:松久三四彦、藤原正則、池田清治、曽野裕夫
→他の参考書に比べて、
あてはめの仕方が丁寧に記載されており、
実際にどう書くかが学べる良書です。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
民法は3日間ある鑑定士試験で
1番最初に受ける科目です。
教養科目の1科目にすぎないので
深入り厳禁とよく言われますが
ここで躓くと、
その後の試験に響く可能性もあり
できれば手堅く点数を取りたいところです。
民法の論述においては
問題提起→規範定立→あてはめ→結論
この流れに沿って行うことになりますが、
題意に沿った問題提起をするためには
事例分析を行い、論点を把握することが
何よりも重要になります。
そのため、
関係図を書き、全体像を把握する作業は
しっかり行ってください。
また、論証ですが
基本的にはこう書けの通りに
覚えていました。
各予備校の答練や模試では
その予備校のやり方通りに書かないと
点数は乗らないみたいですが
本試験は大学の教授が採点するので
論点さえ落とさず書ければ
点数はしっかり乗ると思います。
ただ、こう書けは覚えることを
最小限にするために
簡潔に書かれているものが多いので
初学者が正しく理解するには
これだけでは不十分かなと思いました。
私はたまたまTwitterで知った
山口先生が開講する民法ゼミで
知識を補強することができましたが、
去年の9月末頃から継続して参加できたのは
運が良かったなと思います。
民法ゼミでは
LEC説とTAC説の両方の解説をしていただけたので視点を変えて論点を見ることができ、
なぜこの論点が問題になるのか、
なぜこのような規範定立をするのか、
という根本のところの理解が深まりました。
先生は関連事項も絡めて聞いてくださるので
点として覚えていた各論証が
線として繋がり、
それから暗記も楽しくなった気がします。
今年も民法ゼミは開講してるので
民法を得点源にしたい方、
苦手を克服したい方は
是非参加することをおすすめします。
また、おすすめの教材として
LECの過去問セレクトが挙げられます。
私は、こう書けがベースだったので
TACの過去問集では模範解答が参考にならず
LEC流の論述の仕方を極めるために
オプションとして購入しました。
セレクトには
先生が選んだ問題と模範解答が
67題載っており
重要なテーマはほぼ網羅されてるので
多論点型の問題や難問について
どうアプローチするかの参考になりました。
今年の本試験と類似の問題も載っていたので
ここでしっかりやっていなかったら
危なかったかもしれないです。笑
ちなみに
LECではこう書けを更に短くした
超短文版も直前期にオプションで発売されていましたが、私は一切やりませんでした。
あれはこう書けの暗記に
不安がある方向けだと思うので、
こう書けを覚えている人は重ねて暗記することになり二度手間になると思います。
以上、
ご参考になれば幸いです。