はじめに
鑑定理論論文の点数は129点でした。あまり高くないですよね。
このブログでは僕が行っていた勉強内容もご紹介しますが、もっとこうするべきだったというのをメインで書きたいと思います。
鑑定理論が苦手でなんとか滑り込みたい、という方が参考にしてくだされば幸いです。
短答式試験までの勉強はこの記事を参照してください。
blogcard url=“https://t-y-links.com/blog/【鑑定理論・行政法規】短答に向けた勉強法/”暗記をしていたつもりだった
さあ、論文の勉強を始めようと思っても何をしていいかわからずとにかく読んで隠して思い出す、ということをしていました。
この勉強法自体は最後まで変わりませんでしたが、思い出す時にニュアンスがあっていればOKとしてしまっていました。
さらに、鑑定理論だけは謎の自信があって、一度も答練を提出しませんでした。
合格者のみなさんがあれだけ暗記が大事と発信してくださっていたのに…
鑑定士試験の中で最大の失敗です。
暗記を決意したとき
一言一句暗記しようと決意したのは第1回全国模試が返ってきた日です。
自己採点では140点くらいだと思っていたのに結果は96点😭
取引事例比較法の定義で「必要に応じて」がないだけで減点されていて、とんでもない試験だなと思ったのは今だからいい思い出ですが、当時は本当に焦りました。
みなさんは自分の言葉で書こうなんて思わず、とにかく暗記してください。というか、まずは答練をしっかり提出しましょう。
暗記の仕方
目先の勉強
基本的にはまず読んで、その部分を隠して思い出すということを繰り返していました。
この思い出すというステップが重要で、読んでいるだけ、音読しているだけでは脳に負荷がかかっておらず、効率の悪い勉強になってしまいます。
その瞬間は大変ですが、勉強は短時間で終わらせて趣味や睡眠に時間を割きたいですよね。
ペースなど
2週間で1周を目標にしていました。
僕は週に2日勉強しない日を作っていたので10日で1周ということになります。
若干遅いと思うかもしれませんが、僕は翌日に今日やったことの復習をするようにしていたので実質1周で2周分あります。
復習も、しっかり思い出すということをやっていました。ざっくりみて終わりではありません。
エビングハウスの忘却曲線的に、翌日の復習は非常に効果的です!
最初から全て完璧にはできない
1周で全て完璧にはできませんから、この1周ではAランクの定義だけは覚えきろう、などのように細かく区切って取り組むのがいいと思います。
さらに、ここは塩梅が難しいところですが、前の暗記の抜けが気になって戻っているとなかなか進めないので前日と当日の範囲以外は気にしない、決めるのもありだと思います。
ただ、暗記や理解が進んでくると章を跨いで関連するところがあるので、そういった確認は積極的にしましょう!
特効ゼミのマスター問題集の活用
マスター問題集というのは頻出の問題と解答がたくさん乗っている教材です。
マスター問題集で答案構成の練習をしました。
その後、自分が知らなかった論点や、思い出せなかった論点があれば基本テキストの右ページに戻って確認していました。
基本テキストの右ページには重要度のランクはついていないですが、超重要なことも多いです。
マスター問題集で出てきたところは線を引いて覚えていました。
これも模試の反省を活かして丸暗記しました。
基準ではないのに!?と思うかもしれませんが、試験は他者との比較なので教科書に載っている素晴らしい表現で書いた方がいいと思います。
僕は最初の80問だけ回していました。高橋先生も80問で合格ラインと言っていました。
その他のポイント
量が大事
模試と本試験受けて、そもそも答案に書く量が大事だと思いました。
おそらく本試験も加点方式だと思います。
ここは簡潔に書くことが評価される大学受験とは全く違います。
1枚半は埋めないと6割とるのは厳しいと思います。これは高橋先生も言っていたと思います。
とにかく関連すると思った論点を書きまくりましょう!
実は時間がない科目
上記の通り、たくさん文を書かないといけないので本当に時間がありません!
鑑定理論を焦って解いていない人はまだまだ鑑定理論の試験のことをわかっていません。
早く書くということがまず重要です。試験委員の方はおそらくですが、字が汚くてもしょうがないと思っているでしょう。
あと、短縮できるところは答案構成の時間です。
マスター問題集にある問題と同じ問題が出たらもう答案構成しなくてもいいくらいまで瞬発で答えられるようにしておけるといいと思います!